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2005年05月21日

プチ問題提起作品集〜おかね〜その4〜

すこし、停滞してきましたね。
勘弁してください。

札幌から帰ってきたときは、既に午後7時を回っており、父も帰ってきてました。
「あのさ、どうだった?」
こっそり母に尋ねるも
「さぁ?まだ何も言ってこない」と。雲行きが怪しくなってきました…。

それから静かな夕食の後、私が食後のお茶を飲んでいる時、父が部屋から出てきました。そして、
「…悪いんだけど。今日言い出せなかった」
「そう」

居間にいた私と母は、黙って聞くだけ。
「じゃ、どうするの?」
普段はあまり何も言わない母が、その日は珍しく反撃に出ました。
「言い出せなかった、じゃすまないでしょ?今後どうするの?私もそろそろ限界なの!」「そだね」
「悪いんだけども、明日みんなでもう一度行こうよ…」
ボソリと言う父。
「それはいいけども、今後のあなたの方針を聞かせてよ。あと、返済のために月々いくら必要なの?そこら辺も詳細にお願い」
「サラ金の借金が300万。あと、公的機関からの借り入れが同じくらい。それで月々の返済に15万前後必要になると思う」
「・・・。わかった。返済プランは?」
「コンサルタント以外に、空いている時間は今の仕事を続けるしかない」
「あのさ、どうしてコンサルをメインにしないの?『昔のように上手くいかない』って、言っているけども、実際は本格的動いてないでしょう。私が寝ないで二つの仕事を掛け持ちしているのに、貴方はメインの仕事をやってないでしょう?」

ちょうど父もメンタル的に沈んでいる時期だったので、素直に母の話に耳を傾けているようでした。
「あのさ、一つの仕事を見つけてきても5万前後とか安いかもしれないけども、それをしっかりやってみようよ。4件みつけて来たら20万だよ。最初は、つらいかもしれないけども、またそこからオファーとか来るかもしれないしさ。
『商い(あきない)は短く持って、コツコツ当てよう』
って本にも書いてあったし」

「……。以前は1回で100万の仕事をやったことがあったのになぁ」

「そういう、発想はもうやめよ。以前と同じやり方で、これからも絶対に上手くいかないって。本当に初心に返ってさ、嫌な人とも付き合ってさ、仕事を進めていくようにしようよ。っていうか、本当の新規開拓っていうのを自分なりに進めようよ。今回が本当に最後のチャンスなんだからさ」

このように一通り父を励まし、尚且つ二度と失敗しないように、家族会議を進めていきました。そして、夜は更けていきました。

会議終了後。
「あのさ、こういう話し合いって、どのくらいやってないの」
そう、母に尋ねたところ
「さぁね。長らくやってなかったよ」
との、回答を。

なんだかなぁ…。

って感想です。もう少し早く今日のように、話し合いを進めていてくれたのならば、早い時期に決着はつけたのかもしれませんね。
でも、時期的に今回がベターだったのかもしれません。
さて、次はいよいよクライマックスです。
最終回です。

「親戚に金を借りに行く」という事の辛さを、身をもって体験してきました。
本当に二度とやりたくない事です。

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Posted by tekon1192 at 02:13│Comments(0)生活
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