じゃすてぃすはーと

さて、4月終わる前に台湾報告でのファイル報告書を上げておきます。

えっと、結論から申し上げますと台湾で警察のお世話になりました……。

「わー、ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ☆」

大陸では、紙一重で警察(公安)を回避した経験を持つ俺でも、さすがに発展して
いる台湾(？)では回避できなかった……。

『う〜む……台湾の警察力は伊達じゃない！！』

ってか、何一つやましい事はしておりません。
法律的違反をしているわけでもなく、また卑猥な事も一切していない(断言！)。
ただ、人通りが皆無の台湾の田舎道を、午前2時に一人疾走している俺が怪しかっ
ただけ……。


深夜2時。
タクシーを捕まえようと、大きな通りを目指していたが、何も見つからずにただ
時間だけが過ぎていった。

10分おきくらいに、俺の横を猛スピードで乗用車が走り抜けていくが、タクシー
ではない。

(´-`).｡ｏO(何時になったら、大通りに着くのやら……)

その後数台が私の横を過ぎていったが、一台低速で私の横を横切っていく、車が
あった！！

「スーッ……」

(……うぁ今のパトカーじゃん。なんか言われるよな)

案の定、ランプを点灯させ、Uターンし俺を追ってきた。

俺：『晩夜好！　(こんばんは)』

と、気さくに挨拶するが、向こうは超警戒しているご様子……。

警察「お前何しているの？」
俺：「いや、ホテルに帰ろうと思って」
警察「どこの？」
俺：「台中」
警察「(ﾟДﾟ)ﾊｧ?」
俺：「いや、だから台中！！」
警察「……。台中はここから車で40分くらいかかるぞ」
俺：「だからタクシー捜していた」
警察「……」
俺：「……えへ」

見詰め合う警察2人×俺

警察「ちょっと、かばんの中身見せてみろ」
俺：「OK」

ブライトの“お出掛け用トートバック”の中から出て来たのは、デジカメ一個だ
け……。

・深夜2時。
・田舎道
・たどたどしい言葉を使う男
・デカイバックの中出てくるのは、デジカメだけ(しかも電池切れだ)。

俺、あやしずぎる！！

警察「身分証明書見せてみろ」
俺：「パスポートはホテルにある」
警察「！？　お前何人だ？」
俺：「日本人だ」
警察「じゃあ、なんでこっちの言葉喋れるんだ」
俺：「ちょっと、勉強したから」
警察「だったら、日本語しゃべってみろ」

俺：「はじめまーして、私ブライト、と言います」
警察「あやしいな。本当に日本人か？」
俺：「いや、緊張しているからな」
警察「とりあえず、詳しい事は署で聞くから、乗れ」
俺：「OK！」

派出所到着！

警察「もう一度、最初から詳しく話せ」
俺：「わかった。でも、その前に火貸してくれ。こう見えても緊張しているだ。
タバコが吸いたい」

さて、ここから一つ一つ、今日の出来事を話していきました。
友達と飲んで、家に泊まらせてもらおうと思ったけども、こっそり逃げてきたと。
でも、イマイチ理解してくれない。

警察「なぜ逃げてきた」
俺：「いや、それの話はさっき説明したでしょ？とりあえず、俺は明日仕事ある
から、先にホテルに帰りたい。ホテルにはパスポートがあるから、それで俺の身
分は証明できる」
警察「携帯はあるか？」
俺：「ある。でも、これは借りているだけだから、番号が分からない」

携帯を差し出す。

警察「他に出張で来ている日本人はいるのか？」
俺：「いる。でも、今は寝ている時間だから、絶対に電話をしないでくれ！！」

何はともあれ、さすがに同じ職場の人達にばれたら、メンドクサイというか、俺
の印象が悪くなってしまうので先に念を押しておいた。
・
・
・
警察「もしもし？」

ってか早速誰かの携帯に掛けているしぃぃ！！
警察「ほら、説明しろ」

(一体誰に掛けたんだよ……！？)

恐る恐る液晶をみてみる

(……ひぃぃぃ！)

この馬鹿、よりにもよって、一番知られたくなかったリーダーさんに電話してい
るし！

リーダー「もしもし……」
俺：「……夜遅くにすみません」
リーダー「何している」
俺：「えっと、今ですね警察にいまして、でも決してなにもやましい事をしたわ
けではありません！　いや、本当に大丈夫です！！　法律に違反は何一つしてい
ません。本当に大丈夫です！！　それでですね、えーと……」
リーダー「“ピッ”ツーツー……」

えぇ、非常にテンパッておりました！！
自分でも何言っているかわかんない位に。

でも、リーダーさんが勝手に電話を切ってくれたのは不幸中の幸い。
寝惚けていてくれて助かりました。

・
・
・
その後なんとか、俺の誠意が通じたのかどうかしりませんが、タクシーを呼んで
くれてひとまず無事にホテルに帰還できました。あーもちろん、私の指紋を採取
されましたが。

んで最後に残ったのは課題は、後日どの様な嘘をリーダーさんに報告するか？　
という事……。

「いやー、昨日は深夜コンビにへ言った時に、急に職質(職務質問)されてしまっ
て……イヤー困ってしまいました♪」

と、嘘に嘘を重ねて昨今は生きています。
そんな私の処世術なり。

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